- Search Consoleで伸びる記事を見つける方法
- 表示回数・順位・CTRの組み合わせ方
- 優先して改善したい記事の特徴
- すぐにリライトしなくてよい記事の見分け方
- 改善前後の数字を比較する手順
ブログ記事をリライトしようと思っても、
「どの記事から直せばいいのか」
迷うことがあります。
検索順位が低い記事。
表示回数が多い記事。
クリックされていない記事。
古くなった記事。
改善候補を探せば、いくつも見つかります。
私も以前は、公開から時間が経った記事や、何となく内容が弱いと感じる記事を選んでリライトしていました。
しかし、それでは本当に優先して直すべき記事なのか分かりません。
現在のNagase Projectには、150記事以上あります。
すべての記事を一度に確認し、リライトすることはできません。
そこで必要になるのが、Search Consoleの実データです。
今回確認したデータでは、
- 284回表示・0クリック
- 253回表示・0クリック
- 243回表示・0クリック
- 153回表示・0クリック
- 130回表示・0クリック
という記事がありました。
ただし、表示回数が最も多い記事から直せばよいとは限りません。
平均掲載順位が低ければ、タイトルより記事内容の改善が先になる場合があります。
順位が高いのにCTRが低ければ、タイトルや検索意図を確認する必要があります。
この記事では、150記事以上公開してもブログ記事からの収益0円が続いている私が、Search Consoleの表示回数・平均掲載順位・CTRを使って、伸びる可能性がある記事を見つける手順を解説します。
伸びる記事とは検索結果に変化が出始めた記事
ここでいう「伸びる記事」とは、リライトすれば必ず検索順位やアクセスが増える記事ではありません。
Search Consoleのデータに、
- 表示回数が増えている
- 検索順位が10〜20位前後まで上がっている
- 複数の検索クエリで表示されている
- 順位は高いのにクリックされていない
といった変化が出始めた記事です。
まったく表示されていない記事を一から改善するより、すでにGoogle検索に出始めている記事の方が、何を直すべきか判断しやすくなります。
検索クエリ、表示回数、平均掲載順位、CTRという実データがあるからです。
ただし、数字が出ているからといって、すべての記事をすぐに変更する必要はありません。
順位が上昇している途中なら、様子を見る判断もあります。
表示回数が少なければ、まだデータ不足の可能性もあります。
Search Consoleは、必ず伸びる記事を当てる道具ではなく、改善する記事の優先順位を決めるために使います。
表示回数・順位・CTRから分かること
伸びる記事を探す前に、Search Consoleの4つの数字が何を表しているのか整理します。
| データ | 分かること | 改善での使い方 |
|---|---|---|
| 表示回数 | Google検索に何回表示されたか | 検索結果に出始めた記事を探す |
| クリック数 | 検索結果から何回アクセスされたか | 表示がアクセスにつながったか確認する |
| 平均CTR | 表示されたうち何%クリックされたか | 順位に対してクリックされているか確認する |
| 平均掲載順位 | 検索結果に表示された平均的な位置 | 順位帯に合った改善方法を決める |
この4つは、どれか一つだけを見るのではなく、組み合わせて確認します。
たとえば、表示回数が300回あっても平均掲載順位が40位なら、CTRが低くても不自然ではありません。
一方で、平均掲載順位が5位なのに300回表示・0クリックなら、タイトルや検索意図を確認する価値があります。
優先して改善したい記事の5パターン
Search Consoleで伸びる記事を探す時は、次の5パターンに当てはまる記事を確認します。
1.表示回数が増えて順位が11〜20位の記事
最初に確認したいのが、表示回数が増え、平均掲載順位が11〜20位前後まで上がっている記事です。
検索結果には出ているものの、10位以内まであと少しの状態です。
このような記事では、
- 検索意図への答えが不足していないか
- 記事の中心が分かりやすいか
- 関連記事から内部リンクがあるか
- 似た記事とカニバリしていないか
を確認します。
検索意図とのずれや不足内容を改善することで、10位以内へ近づける可能性があります。
ただし、順位が上昇中なら、すぐに大きく変更せず様子を見る判断も必要です。
検索順位が10〜20位前後で止まっている記事の改善方法はこちらで解説しています。
👉 ブログの検索順位が10位台から上がらない理由|20位前後の記事をどう改善する?
2.平均掲載順位が1〜10位なのにCTRが低い記事
平均掲載順位が10位以内に入っているのに、CTRが低い記事も改善候補です。
すでに検索結果の上位へ表示されているため、
- 記事タイトルが検索意図と合っているか
- タイトルを見て何が分かるか伝わるか
- 実際の検索クエリとタイトルがずれていないか
- 同じ検索結果の記事との違いがあるか
を確認します。
ただし、表示回数が少ない場合は、CTRが安定していない可能性があります。
1回のクリックで数字が大きく変わるため、表示回数も一緒に見ます。
CTRの意味や見方については、こちらの記事で詳しくまとめています。
👉 ブログのCTRとは?Search Consoleで見るクリック率の目安と改善方法
3.表示回数が以前より増えている記事
検索順位がまだ20位以下でも、以前より表示回数が増えている記事があります。
新しい検索クエリで表示され始めた可能性があります。
この場合は、
- どの検索クエリが増えたのか
- 主要な検索クエリの順位は何位か
- 記事内容と検索クエリが合っているか
- 順位が上昇中か横ばいか
を確認します。
表示回数が増えている途中なら、Google検索で表示される範囲が広がっている可能性があります。
平均掲載順位が下がっていても、新しい検索クエリで表示された結果かもしれません。
順位だけを見て、すぐに悪い変化と判断しないことが大切です。
4.主要な検索クエリだけ順位が高い記事
ページ全体の平均掲載順位は低くても、一部の検索クエリでは10〜20位前後まで上がっている記事があります。
たとえば、ページ全体の平均掲載順位が30位でも、中心にしたい検索クエリでは12位の場合です。
このような記事は、ページ全体の平均だけを見ると改善候補から外れてしまいます。
記事を選択した状態で「クエリ」を確認し、
- 記事内容との相性が良い
- 表示回数が増えている
- 10〜20位前後まで上がっている
検索クエリがないか探します。
ページではなく、検索クエリまで確認することが重要です。
5.重要記事や収益記事へつながる記事
同じようなデータの記事が複数ある場合は、ブログ内での役割も考えます。
たとえば、
- 収益記事へつながる集客記事
- 柱記事への入口になる記事
- 複数の関連記事へつながる記事
- 今後の内部リンク設計で重要な記事
です。
検索順位が上がっても、記事内に次の導線がなければ、ブログ全体の成果にはつながりにくくなります。
改善対象を選ぶ時は、検索順位だけではなく、
「この記事が伸びた後、読者をどこへつなぐのか」
まで考えます。
優先度を下げてもよい記事の4パターン
Search Consoleにデータが出ていても、すぐにリライトしなくてよい記事もあります。
1.表示回数が少なすぎる記事
表示回数が数回しかない記事は、CTRや平均掲載順位が安定していません。
平均掲載順位3位でも、表示回数が1回だけなら、今後大きく変わる可能性があります。
データが増えるまで確認する判断も必要です。
2.平均掲載順位が低く表示回数も少ない記事
平均掲載順位が50位以下で、表示回数も少ない記事は、タイトル変更だけで改善する可能性は高くありません。
この場合は、
- 狙うキーワードが強すぎないか
- 検索意図と記事内容が合っているか
- 記事の役割が必要か
- 似た記事と統合できないか
から確認します。
部分的な修正ではなく、記事の役割そのものを見直す必要があるかもしれません。
3.順位が上昇している途中の記事
前の期間と比較して、平均掲載順位と表示回数が伸びている記事は、すぐに大きく変更しない方がよい場合があります。
たとえば、
- 30位から18位へ上がった
- 表示回数が50回から200回へ増えた
- 新しい検索クエリが増えた
という記事です。
不足が明らかでなければ、もう少しデータを確認してから判断します。
4.ブログの目的と離れている記事
検索順位を上げても、ブログの中心テーマや収益導線と関係が薄い記事があります。
アクセスが増える可能性だけで優先すると、重要記事の改善が後回しになります。
現在のブログで、
- どの読者を集めたいか
- どの記事へつなぎたいか
- どの商品やサービスへつながるか
を考え、改善する価値を判断します。
表示回数・順位・CTRの組み合わせで判断する
改善候補を見つける時は、次の表のように考えると整理しやすくなります。
| 記事の状態 | 考えられる状況 | 優先する改善 | 優先度 |
|---|---|---|---|
| 表示が多い・順位1〜10位・CTRが低い | 上位だがクリックされていない | タイトルと検索意図 | 高い |
| 表示が多い・順位11〜20位 | 10位以内まであと少し | 不足内容と内部リンク | 高い |
| 表示が増加・順位21〜30位 | 検索結果に出始めている | 検索クエリと推移を確認 | 中 |
| 表示が少ない・順位1〜10位 | データが少ない、検索回数が少ない可能性 | データが増えるまで確認 | 中〜低 |
| 表示が少ない・順位31位以下 | 記事の役割や検索意図に課題 | 記事全体や統合を検討 | 低い |
この優先度は絶対ではありません。
重要な収益記事へつながる記事なら、表示回数が少なくても先に改善する場合があります。
反対に、表示回数が多くてもブログの目的から離れているなら、優先度を下げる判断もあります。
Search Consoleで伸びる記事を見つける7ステップ
ここからは、実際に改善候補を見つける流れです。
1.検索パフォーマンスの4項目を表示する
Search Consoleの検索パフォーマンスを開き、
- 合計クリック数
- 合計表示回数
- 平均CTR
- 平均掲載順位
を表示します。
どれか一つだけではなく、4項目を同時に見られる状態にします。
2.直近と前の期間を比較する
直近28日と前の28日など、同じ日数で比較します。
比較することで、
- 表示回数が増えた記事
- 順位が上がった記事
- クリック数が増えた記事
- CTRが下がった記事
を見つけられます。
現在の数字だけでなく、どの方向へ変化しているかを見ることが大切です。
3.ページを表示回数順に確認する
「ページ」を開き、表示回数が多い記事を確認します。
表示回数がある記事は、Google検索に出る機会が発生しています。
ただし、この段階では改善対象を決定しません。
平均掲載順位とCTRを組み合わせて、次の確認へ進みます。
4.平均掲載順位が10〜30位の記事を探す
表示回数がある記事の中から、平均掲載順位が10〜30位前後の記事を確認します。
特に11〜20位前後は、10位以内を目指す改善候補です。
平均掲載順位の意味や順位帯ごとの見方はこちらで詳しくまとめています。
👉 Search Consoleの平均掲載順位とは?初心者向けに見方と目安を解説
5.ページごとの検索クエリを確認する
改善候補のページを選択し、「クエリ」を開きます。
ここで、
- どの検索クエリで表示されているか
- 主要なクエリの平均掲載順位
- 表示回数が増えたクエリ
- 記事内容とずれたクエリ
を確認します。
ページ全体の平均掲載順位だけでは、改善する方向を決められません。
実際の検索クエリを見て、中心にするキーワードを決めます。
6.ブログ内での記事の役割を確認する
検索データだけでなく、ブログ内での役割も確認します。
具体的には、
- 集客記事か収益記事か
- どの記事から内部リンクを受けているか
- どの記事へ読者をつなぐか
- 似た記事がないか
です。
検索順位だけを上げても、その後の導線がなければブログ全体の改善につながりにくくなります。
7.一度に直す記事を絞る
候補が複数見つかっても、一度にすべて変更しません。
まず1記事から数記事に絞り、
- 修正日
- 修正した場所
- 修正前の表示回数
- 修正前のクリック数
- 修正前のCTR
- 修正前の平均掲載順位
を記録します。
一度に大量の記事を直すと、修正後の確認ができなくなります。
実際の0クリック記事はどれから改善する?
今回確認した0クリックの記事は、次のとおりです。
| 記事 | 表示回数 | クリック数 |
|---|---|---|
| ブログ収益化の流れ | 284回 | 0回 |
| 集客記事とは? | 253回 | 0回 |
| ブログの記事ネタ関連 | 243回 | 0回 |
| アフィリエイトサービス関連 | 153回 | 0回 |
| ロングテールキーワードとは? | 130回 | 0回 |
表示回数だけを見ると、「ブログ収益化の流れ」が最優先に見えます。
しかし、この数字だけでは決められません。
次に確認するのは、
- 平均掲載順位
- 実際の検索クエリ
- 前の期間からの変化
- 収益記事への導線
です。
たとえば、「ブログ収益化の流れ」が平均掲載順位35位で、「集客記事とは?」が平均掲載順位8位なら、後者のタイトルや検索意図を先に確認する判断もあります。
また、アフィリエイトサービス関連の記事が収益記事へ直接つながるなら、表示回数が少なくても優先度を上げる可能性があります。
表示回数の順位と、改善する優先順位は同じではありません。
改善前に記録しておきたい項目
リライトを始める前に、数字を記録します。
残しておきたいのは、次の項目です。
| 記録項目 | 記録する内容 |
|---|---|
| 確認期間 | 直近28日など |
| 表示回数 | 記事全体と主要クエリ |
| クリック数 | 記事全体と主要クエリ |
| CTR | 記事全体と主要クエリ |
| 平均掲載順位 | 記事全体と主要クエリ |
| 修正内容 | タイトル、見出し、本文、内部リンクなど |
| 修正日 | WordPressで更新した日 |
修正前の数字がなければ、リライト後に良くなったのか判断できません。
Search Consoleの画面を保存したり、表へ記録したりして、同じ条件で比較できるようにします。
伸びる記事を探す時に避けたい判断
Search Consoleの数字を使っても、見方を間違えると優先順位がずれます。
特に避けたいのは、次の判断です。
- 表示回数が最も多い記事から直す
- 平均掲載順位だけで優先度を決める
- CTRが0%ならすぐタイトルを変える
- 表示回数が少ない数字を信用しすぎる
- ブログ全体の平均だけを見る
- 検索クエリを確認せず文章を追加する
- 改善対象を一度に増やしすぎる
記事改善では、
「表示回数が多いから」
「順位が低いから」
という一つの理由だけで決めないことが大切です。
150記事以上書いてから改善候補を探すようになった
私はブログを始めた頃、記事を書き続ければアクセスも収益も増えると考えていました。
しかし、150記事以上公開しても、ブログ記事からの収益は0円です。
記事数を増やす中で、
- 似た検索意図の記事が増えた
- 内部リンクが弱い記事が残った
- 収益記事への導線が不足していた
- 公開後のデータを十分に確認していなかった
という課題が見えてきました。
現在は、新規記事を増やすだけではなく、Search Consoleで表示され始めた記事を確認しています。
0から新しい記事を書くより、すでに表示回数があり、10〜20位前後まで上がっている記事を改善した方がよい場合もあります。
ただし、リライトすれば必ず順位が上がるわけではありません。
だからこそ、修正前の数字を残し、修正後の変化を確認する必要があります。
Search Consoleを使う目的は、都合の良い数字を探すことではありません。
限られた時間の中で、どの記事から改善するかを決めることです。
まとめ|伸びる記事は4つの数字から探す
Search Consoleで伸びる記事を見つける時は、
- 表示回数
- クリック数
- CTR
- 平均掲載順位
を組み合わせて確認します。
優先して確認したいのは、
- 表示回数が増えている
- 平均掲載順位が11〜20位前後
- 10位以内なのにCTRが低い
- 主要な検索クエリだけ順位が高い
- 重要記事や収益記事へつながる
記事です。
ただし、表示回数が少ない記事や、順位が上昇している途中の記事は、すぐに大きく変更しない判断もあります。
改善候補を見つけたら、
- 前の期間と比較する
- ページごとの数字を見る
- 検索クエリを確認する
- 記事の役割と内部リンクを確認する
- 修正前の数字を記録する
- 一度に直す記事を絞る
という順番で進めます。
私もまだSearch Consoleを使って大きな成果を出せた状態ではありません。
それでも、何となく古い記事を選ぶのではなく、実際の表示回数、順位、CTRから改善候補を探せるようになりました。
今後は修正前後の数字を残し、どの改善が検索順位やクリックにつながったのかを確認していきます。
実際に記事を修正する手順はこちらで詳しくまとめています。
👉 ブログ記事のリライト方法|Search Consoleを使った初心者向け7ステップ

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