- ブログのCTRとは何か
- CTRの計算方法
- Search ConsoleでCTRを確認する方法
- ブログのCTRを見る時の目安
- CTRが低い記事の改善方法
Search Consoleを見ると、
「平均CTR」
という項目があります。
表示回数やクリック数は意味が分かっても、
「CTRは何を表しているのか」
「何%あれば良いのか」
「CTRが低ければタイトルを変えるべきなのか」
分かりにくい部分があります。
CTRは、Google検索に記事が表示された回数のうち、実際にクリックされた割合です。
表示回数が100回、クリック数が5回なら、CTRは5%です。
ただし、
CTRは何%以上なら必ず良いという数字ではありません。
平均掲載順位、検索クエリ、検索結果の内容、記事タイトルなどによって変わるからです。
平均掲載順位が30位の記事と3位の記事では、同じCTR1%でも意味が違います。
私のブログでは現在、
- 284回表示・0クリック
- 253回表示・0クリック
- 243回表示・0クリック
- 153回表示・0クリック
- 130回表示・0クリック
という記事が出ています。
CTRにすると、すべて0%です。
しかし、0%だからといって、すべての記事のタイトルをすぐに変更すればよいわけではありません。
この記事では、150記事以上公開してもブログ記事からの収益0円が続いている私が、CTRの意味、目安、Search Consoleでの見方、改善方法を初心者向けに解説します。
ブログのCTRとは?
CTRは「Click Through Rate」の略で、日本語ではクリック率と呼ばれます。
ブログの場合は、Google検索に記事が表示された回数のうち、何%クリックされたかを確認する数字です。
CTRの計算式は、次のとおりです。
たとえば、表示回数とクリック数が次の数字だったとします。
| 表示回数 | クリック数 | CTR |
|---|---|---|
| 100回 | 1回 | 1% |
| 100回 | 5回 | 5% |
| 500回 | 10回 | 2% |
| 1,000回 | 50回 | 5% |
CTRを見ることで、検索結果に表示された記事が、どのくらいブログへのアクセスにつながったかを確認できます。
CTRが重要な理由
表示回数が増えても、クリックされなければブログへのアクセスは増えません。
たとえば、検索結果に1,000回表示されても、CTRが0%ならクリック数は0回です。
CTRが1%なら10回。
CTRが5%なら50回です。
同じ表示回数でも、クリック率によってブログへ来る人数が変わります。
そのため、ブログへのアクセスを増やすには、
- 検索結果に表示される回数を増やす
- 検索順位を上げる
- 表示された記事をクリックしてもらう
という3つの視点が必要です。
記事が検索結果に出始めた後は、表示回数や順位だけでなく、CTRも確認することで次の改善点が分かります。
ブログのCTRは何%が目安?
CTRについて調べると、
「1位なら○%」
「10位なら○%」
という数字が出てくることがあります。
しかし、CTRは検索順位だけで決まるものではありません。
検索クエリ、検索結果の構成、タイトル、サイト名、端末などによって変わります。
そのため、
すべての記事に使える固定のCTR目安はありません。
初心者がCTRを見る時は、特定の数字だけで良い・悪いを決めるより、平均掲載順位と組み合わせて確認した方が判断しやすくなります。
| 記事の状態 | CTRの見方 | 優先して確認すること |
|---|---|---|
| 順位が高くCTRも高い | 検索結果からアクセスにつながっている | 大きく変更せず推移を確認する |
| 順位が高いのにCTRが低い | 表示位置以外に原因がある可能性 | タイトルと検索意図を確認する |
| 順位が低くCTRも低い | クリックされる位置まで届いていない可能性 | 記事内容と検索順位を改善する |
| 表示回数が少なくCTRが高い | 少ないクリックで数字が大きく動いている可能性 | データが増えるまで確認する |
CTRの目安は自分のブログ内でも比較する
外部の平均データだけでなく、自分のブログ内で比較することも大切です。
たとえば、
- 平均掲載順位が近い記事同士
- 同じ種類の検索クエリ
- 修正前と修正後
- 直近28日と前の28日
を比較します。
平均掲載順位5位の記事と30位の記事では、CTRが違っても不自然ではありません。
一方で、どちらも平均掲載順位5位前後なのに、
- 記事AはCTR5%
- 記事BはCTR0%
という差があるなら、記事Bのタイトルや検索意図を確認する価値があります。
また、同じ記事でも、タイトルを修正する前後でCTRを比較できます。
このように、
順位が近い記事との比較と、同じ記事の期間比較
をCTRの目安にすると、改善の判断に使いやすくなります。
検索順位ごとのCTRについては、Nagase Projectの実データを使って別記事で検証します。
👉 ブログの検索順位は何位からクリックされる?Search Consoleの実データで検証
CTRが変わる6つの理由
同じ平均掲載順位でも、記事によってCTRは変わります。
主な理由は、次の6つです。
1.平均掲載順位が違う
基本的には、検索結果の上位に表示されるほど記事が見られやすくなります。
平均掲載順位30位の記事より、3位の記事の方がクリックされる可能性は高くなります。
そのため、CTRが低い時は、最初に平均掲載順位を確認します。
順位が低ければ、タイトルだけではなく、記事内容や検索意図の改善が必要な場合があります。
平均掲載順位の意味と見方はこちらで解説しています。
👉 Search Consoleの平均掲載順位とは?初心者向けに見方と目安を解説
2.記事タイトルが検索意図と合っていない
検索順位が高くても、記事タイトルが検索した人の疑問と合っていなければ、クリックされにくくなります。
たとえば、「ブログ CTR 目安」で検索している人は、
- CTRの意味
- 何%なら良いのか
- CTRが低い時の改善方法
を知りたい可能性があります。
タイトルを見ても、それらが分からなければ別の記事を選ぶかもしれません。
記事タイトルには、検索した人が知りたい答えがあることを分かりやすく入れます。
3.想定外の検索クエリで表示されている
記事を書く時に狙ったキーワードとは違う検索クエリで表示されることがあります。
その検索クエリと記事タイトルの内容がずれていれば、表示されてもクリックされない可能性があります。
Search Consoleでは、ページを選択してから「クエリ」を確認します。
想定していたキーワードだけでなく、実際にどのような言葉で表示されているかを見ることが大切です。
4.検索結果だけで疑問が解決している
検索クエリによっては、検索結果に表示される情報だけで答えが分かる場合があります。
検索した人が記事を開かなくても必要な情報を確認できれば、上位に表示されてもクリックされないことがあります。
この場合、タイトル変更だけですべて解決できるとは限りません。
記事を読むことで、
- 詳しい手順が分かる
- 具体例を確認できる
- 実際のデータが見られる
- 失敗例や注意点まで分かる
など、検索結果だけでは分からない内容を用意する必要があります。
5.同じ検索結果の記事の方が分かりやすい
同じ検索結果に並ぶ記事と比べた時に、ほかの記事の方が分かりやすく見えることがあります。
たとえば、
- 初心者向けだと伝わる
- 具体的な数字が入っている
- 実体験があると分かる
- 記事を読むメリットが明確
といった違いです。
ただし、クリックさせるためだけに数字や強い言葉を入れるのではありません。
本文に書かれている内容を、検索結果でも正しく伝えることが大切です。
6.表示回数が少なく数字が安定していない
表示回数が10回、クリック数が1回ならCTRは10%です。
しかし、次に9回表示されてクリックされなければ、合計19回表示・1クリックとなり、CTRは約5.3%まで下がります。
表示回数が少ない段階では、1回のクリックでCTRが大きく変わります。
そのため、CTRが高い、低いとすぐに判断せず、表示回数も一緒に確認します。
Search ConsoleでCTRを確認する手順
CTRはSearch Consoleの検索パフォーマンスから確認できます。
1.検索パフォーマンスを開く
Search Consoleを開き、検索パフォーマンスを確認します。
画面上部にある、
- 合計クリック数
- 合計表示回数
- 平均CTR
- 平均掲載順位
の4項目を表示します。
CTRだけでなく、表示回数と平均掲載順位も一緒に見られる状態にします。
2.確認する期間を決める
最初は直近28日など、一定の期間を決めます。
修正前後を比較する場合は、
- 直近28日
- 前の期間の28日
のように、同じ日数で比較します。
3.ページごとのCTRを見る
「ページ」を開くと、記事ごとの表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位を確認できます。
ここで、
- 順位が高いのにCTRが低い記事
- 表示回数が多いのに0クリックの記事
- 以前よりCTRが下がった記事
を探します。
4.検索クエリごとのCTRを見る
確認したいページを選択し、「クエリ」を開きます。
同じ記事でも、検索クエリによってCTRは違います。
記事全体のCTRが低くても、一部の検索クエリではクリックされている場合があります。
逆に、主要な検索クエリだけCTRが低い場合は、タイトルと検索意図のずれを確認します。
5.端末ごとの差を確認する
スマートフォンとパソコンでCTRが違うことがあります。
端末で絞り込み、
- スマートフォンのCTR
- パソコンのCTR
を確認します。
スマートフォンではタイトルが途中までしか見えない場合もあるため、重要な言葉がタイトルの後半に偏っていないか確認します。
CTRが低い記事の改善方法
CTRが低い記事を見つけたら、すぐにタイトルを変更するのではなく、次の順番で確認します。
1.平均掲載順位を確認する
最初に、クリックされやすい位置まで上がっているかを確認します。
平均掲載順位が30位以下なら、CTRが低い原因はタイトルではなく、検索順位そのものかもしれません。
この場合は、
- 検索意図
- 記事内容
- 見出し構成
- 内部リンク
を先に見直します。
2.実際の検索クエリを確認する
狙ったキーワードではなく、Search Consoleに表示されている検索クエリを確認します。
検索クエリと記事タイトルがずれていれば、表示されてもクリックされにくくなります。
ただし、表示された検索クエリをすべてタイトルへ入れる必要はありません。
記事の中心となる検索意図に合うクエリを選びます。
3.タイトルで記事内容が伝わるようにする
記事タイトルを見て、
- 何が分かるのか
- 誰に向けた記事なのか
- どこまで解説しているのか
が伝わるか確認します。
たとえば、
「ブログのCTRについて解説」
よりも、
「ブログのCTRとは?Search Consoleで見るクリック率の目安と改善方法」
の方が、記事内容を判断しやすくなります。
ただし、実際には書いていない内容や、保証できない結果をタイトルへ入れるのは避けます。
4.タイトルの前半に重要な言葉を入れる
タイトルが長い場合、検索結果で後半が省略されることがあります。
特に伝えたいキーワードや内容は、できるだけ前半で分かるようにします。
今回の記事なら、
「ブログのCTRとは?」
を前半に置き、その後にクリック率の目安と改善方法を入れています。
5.記事冒頭と見出しもタイトルに合わせる
タイトルだけを変更しても、本文の内容が合っていなければ読者の悩みを解決できません。
タイトルで「CTRの目安と改善方法」を伝えるなら、本文にも、
- CTRの意味
- 計算方法
- 目安の考え方
- 改善手順
が必要です。
タイトル、記事冒頭、見出し、本文の内容を一致させます。
6.メタディスクリプションを確認する
検索結果では、記事タイトルの下に説明文が表示されることがあります。
この説明文を見て、記事を読むか判断する人もいます。
メタディスクリプションには、
- 記事で分かること
- 対象となる読者
- 記事の具体的な内容
を分かりやすく入れます。
ただし、設定したメタディスクリプションが必ずそのまま検索結果へ表示されるとは限りません。
検索クエリに合わせて、本文の一部が説明文として表示される場合もあります。
7.修正前後の数字を比較する
タイトルや本文を変更する前に、
- 表示回数
- クリック数
- CTR
- 平均掲載順位
- 主要な検索クエリ
を記録します。
修正後、同じ条件で数字を確認します。
CTRが上がっても、平均掲載順位が大きく変わっていれば、タイトル変更だけの影響とは言い切れません。
複数の数字を一緒に比較します。
CTRが低くてもすぐに修正しなくてよい記事
CTRが低い記事を、すべてリライトする必要はありません。
次のような場合は、データが増えるまで様子を見る判断もできます。
- 表示回数がまだ少ない
- 平均掲載順位が低い
- 新しい検索クエリで表示され始めた
- 公開やリライトから日が浅い
- 表示回数や順位が上がっている途中
たとえば、表示回数20回・0クリックの記事はCTR0%です。
しかし、平均掲載順位が35位なら、タイトルよりも順位が原因になっている可能性があります。
この状態でタイトルだけを何度も変更しても、クリック数が増えないことがあります。
表示回数が増えてもクリックされない原因については、こちらの記事で詳しくまとめています。
👉 ブログの表示回数が増えてもクリックされない理由|Search Consoleで分かった改善ポイント
CTRを改善する時に避けたいこと
CTRを上げたい時ほど、タイトルを強くしたくなります。
しかし、次のような改善は避けた方がよいと感じています。
- 検索順位を確認せずタイトルだけ変える
- 表示回数が少ない段階でCTRが低いと判断する
- 本文にない内容をタイトルへ入れる
- 大げさな数字や断定でクリックを狙う
- 数日ごとにタイトルを変更する
- 複数の記事へ同じ検索クエリを入れる
クリックされることだけを目的にすると、記事内容とのずれが起こります。
CTRは大切ですが、最終的な目的はクリック数だけを増やすことではありません。
記事を読んだ人の疑問を解決し、必要に応じて次の記事へ進んでもらうことです。
150記事以上書いてCTRを見るようになった理由
私はブログを始めた頃、記事を増やせばアクセスも増えていくと考えていました。
しかし、150記事以上公開しても、ブログ記事からの収益は0円です。
Search Consoleを見ると、まったく検索結果に出ていない記事だけではありません。
表示回数が100回、200回と増えているのに、クリック数が0の記事もあります。
記事が表示され始めても、そこで終わりではありません。
次に必要なのは、
- 何位に表示されているか
- どの検索クエリで表示されているか
- 表示された記事がクリックされているか
- クリックされた後に次の記事へ進めるか
を確認することです。
以前の私は、表示回数が増えると少し安心していました。
しかし、表示回数が増えてもCTRが0%なら、ブログへのアクセスにはつながっていません。
現在は、表示回数、平均掲載順位、CTRを一緒に確認し、改善する記事を選ぶようにしています。
Search Consoleで伸びる可能性がある記事を見つける方法は、こちらで詳しく解説しています。
👉 Search Consoleで伸びる記事を見つける方法|表示回数・順位・CTRで判断する手順
まとめ|CTRは平均掲載順位と一緒に確認する
ブログのCTRは、Google検索に記事が表示された回数のうち、実際にクリックされた割合です。
計算式は、
クリック数÷表示回数×100
です。
しかし、CTRは何%以上なら必ず良いという数字ではありません。
CTRは、
- 平均掲載順位
- 検索クエリ
- 記事タイトル
- 検索結果の構成
- 表示回数
などによって変わります。
CTRを見る時は、
- 平均掲載順位を確認する
- 表示回数を確認する
- 実際の検索クエリを見る
- 順位が高いのにCTRが低い記事を探す
- 必要な場合だけタイトルや本文を改善する
という順番で判断します。
平均掲載順位が低ければ、タイトルより記事内容や検索意図の改善が先になる場合があります。
順位が高いのにCTRが低ければ、タイトルと検索意図のずれを確認します。
私もまだCTRを改善してアクセスを増やせた状態ではありません。
それでも、表示回数だけではなくCTRまで見ることで、
「Google検索には出ているけれど、クリックされていない記事」
を見つけられるようになりました。
今後も固定されたCTRの目安だけで判断せず、自分のブログの順位、表示回数、検索クエリを比較しながら改善していきます。

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